1999年(平成11年)3月31日、主は主に従って出エジプトした「主の民」に言われた。
「わたしは検察官の口にくつわをはめ、来た道を通って帰って行くようにする。あなたたちにその事を示すしるしはこうである。今年は落ち穂から生じた穀物を食べ、2年目は自然に生じたものを食べ、3年目には種を蒔いて刈り入れ、畑を作り、その実りを食べる。わが民の家の中で難を免れ、残った者たちは再び根を下ろし、上には実を結ぶ。『聖なる所』から、残った者が、聖なる丘から、難を免れた者が現れ出る。わたしの熱情がこれを成就する。この国の権力者がわが聖所に入ることはない。またそこに向かって来ることも、そこに対して塁を築くこともない。彼は来た道を引き返し、そこに入ることはない。わたしはわが聖所を守り抜いて救う。わたし自らのために、わが僕のために。わたしはキュロスに命じて捕らわれの僕を帰還させる。」
翌4月1日、主は言われた。
「あなたを照らす光は上り、主の栄光はあなたの上に輝く。」
御使いは言った。
「言っておくが、神は速やかに裁いてくださる。」
主は言われた。
「神を信じなさい。はっきり言っておく。少しも疑わず、神の言われる通りになると信じるならば、その通りになる。あなたが祈り求めるものはすべて既に得られたと信じなさい。そうすれば、その通りになる。また、祈るとき、誰かに対して何か恨みに思うことがあれば、赦してあげなさい。そうすれば、あなたがたの天の父も、あなたがたの過ちを赦してくださる。
あなたは、このことを覚えておきなさい。わたしが神殿の境内を歩いていると、祭司長、律法学者、長老たちがやって来て、言った。『何の権威で、このようなことをしているのか。誰が、そうする権威を与えたのか。』わたしは言った。『ヨハネの洗礼は天からのものだったか、それとも人からのものだったか。』彼らは論じ合った。『天からのものだと言えば、では、なぜヨハネを信じなかったのかと言うだろう。しかし、人からのものだと言えば・・・』彼らは群集が怖かった。そこで、『分からない』と答えた。
その時まで、苦難が続く。しかし、その時には救われるであろう。お前の民、あの書に記された人々は。その時、多くの者が眠りから目覚める。ある者は永遠の生命に入り、ある者は永久に続く恥と憎悪の的となる。目覚めた人々は大空の光のように輝き、多くの者の救いとなった人々は、とこしえに星と輝く。」
翌4月2日、主は言われた。
「わたしはあなたに罪をかぶせた者らの偽証を暴く。彼らが偽証人であったことを、彼ら自身の証言によって明らかにする。わたしは彼らがあなたを陥れようとしたのと同じことを彼らに対して行う。こうしてその日、あなたの無実が証明される。」
主は言われた。
「人に惑わされないように気をつけなさい。あなたが引き渡され、法廷に連れて行かれる時、何を言おうかと取り越し苦労をしてはならない。その時には、教えられることを話せばよい。実は、話すのはあなたではなく、聖霊なのだ。最後まで耐え忍ぶ者は救われる。一切のことを前もって言っておく。」
私は、これらのことを手紙に書いて、主の聖所の主の民に送った。主の民たちは、この主の教導を聞いた。
平成11年7月、名古屋地方裁判所で私の判決公判が開かれた。懲役3年半の有罪判決であった。同日に行われた門主の判決は、懲役6年の有罪判決であった。もし門主とその弁護士の思惑通りになっていたならば、門主と私の判決は逆になっていた可能性もあったが、そうはならなかった。門主とその弁護士は判決を不服として、ただちに控訴した。
私は主を信じた。「今年は落ち穂から生じた穀物を食べ、2年目は自然に生じたものを食べ、3年目には種を蒔いて刈り入れ、畑を作り、その実りを食べる。」判決の後、控訴すべきか否か、私は主に委ねた。
判決から3日半の後、主から「控訴せよ」との命令があり、私は主の命令に従って控訴趣意書を裁判所に提出した。主によって見つかった書類も証拠として添付した。
7月16日、安息日の真夜中、私は幻の中で、剣を口の中に飲まされた。
翌17日朝、主は『ダニエル書』の幻について解き明かされた。そして主は、2つの「隠されていること」を明らかにすると言われた。
1つは、西川および教団が私に隠して行っていたことを主が明るみに出されて、主が私に対する検察官の誤った主張を打ち負かし、勝利を得させるということ。
もう1つは、同じように世が人々に隠して行っていることを明らかにされること(これは聖書に封印されている覆いを取り外して、これから世に起こることを明らかにすること でもあった)。この2つであった。
主は、これから語ることを第5の月(西暦8月〜9月)に主の民に伝えよと命じられ、40日間にわたって語られた。主は、記すべきことは記すよう命じられ、記してはならないことは隠しておくようにと命じられた。
この書は、主によって『幻の解釈』(アポカリプスの開示=隠されているものを明らかにするの意)と題されてハナンエルに与えられ、ハナンエルは主の民の中で選定された人々にこれを渡し、解説した。ハナンエルはまた、主が伝えよと言われたキリスト教会や、諸宗教団体、この国の識者たちにも渡して伝えた。
1999年(平成11年)、第7の月(西暦10月)に主は私に言われた。
「あなたは見るであろう。2頭立ての戦車を。ろばに乗る者、らくだに乗る者を。
耳をそばだてて聞け、油断するな。それは連合し、バビロンの主権を奪い取ろうとしている。」
主はまた言われた。
「わたしは告げる。わたしは彼らの誤りを知っている。彼らが正しいのではない。わたしが正しい。
わたしは自由な者に嘲りを浴びせかけ、強い者の帯を断ち切る。
わたしは彼らの暗黒の深い底をあらわにし、死の闇を光に引き出す。」
主はわたしに言われた。
「自分の足でしっかりと立ち、鳴り渡る声を聞きなさい。
あなたの立っている場所が大きく揺れ動いて言葉が下るが、恐れてはならない。
それは終末についての言葉である。
大地の基は、それが自分についての言葉であることを悟り、震えおののくであろう。
大地の基は、終末に自分が変わらねばならぬことを知っているからである。
見よ、その日がやって来る。わたしが地に住む人々を訪れようと近づく時である。
それは不義によって害を及ぼした者どもの追求を始める時であり、屈辱が終わる時である。
そして、過ぎ去っていく世が封印されるとき、わたしは次のしるしを行おう。
巻物が大空いっぱいに開かれ、すべての者が同時にこれを見るであろう。
天の警告が鳴り響き、人は皆これを聞いて、たちまち恐怖に襲われるであろう。
そのとき、水源は詰まり、3時間の間流れを止める。
わたしがあなたに予告したこれらすべてを免れた人々は皆救われ、
わたしの救いと、世の終わりとを見るだろう。
そして、彼らは、生涯死を味わうことなく天に受け入れられた人々を見るだろう。
そして地に住む人々の心は変えられて、新しい感覚を身に付ける。
悪はぬぐい去られ、欺きは消え去るであろう。
そして信仰が花開き、腐敗は克服され、長い間実らなかった真理が明らかになるだろう。」
主は言われた。
「さあ、わたしがあなたの口に送り込む言葉を主の民の耳に語りなさい。
そして彼らにそれを書き取らせなさい。その言葉は真実で、信頼できるからである。
不信仰な人々は皆、不信仰のゆえに滅びる。」
そのとき、主のかたわらにいた御使いが言った。
「大祭司は地上のすべての女にまさって、いと高き神に祝福された者。
天と地を造られた神なる主をほめたたえよ。主はあなたを導き、敵の大将を討たせてくださった。
人々が神の力を思い起こすとき、あなたの抱いたその確信が、
彼らの心から失われることは決してあるまい。それは、主の民が卑しめられるのを見て、
あなたが命を惜しむことなく神の御前をまっすぐに歩み、破局を防いだからだ。」
主は、捕囚されてひとり獄にいた私エリエナイに次のように語られた。
「あなたは自ら板を取り、それを自分と都との間に壁とし、あなたの顔をエルサレムに向けなさい。
こうして都は包囲される。あなたがそれを包囲するのだ。これは都に対するしるしである。」
御使いが言った。
「あなたが見た幻を解釈すればこのようになる。666の獣はあの鷲、第4の獣を再興する者である。
7つの頭と10本の角がある獣は、あなたの主がかつて地に来られたとき以前に現れた4匹の獣つまり4頭の馬と、
その後に現れる4匹の獣つまり4頭の馬であるが、第8のものは第4のものと同じゆえに、その頭は7つである。
第8のものは、それまでのすべてのものであり、その成すことはティルスのフラムの神殿の再建である。
それは多くの者にとって罠となる。かつても、そうであったように。
見よ、イシュマエルの時が来て、連合が興る。
獣の国を興す者は、それまでにあったどんな国よりも、それを恐ろしいものに変える。
それはかつてダニエルが見た幻の、第2の獣と第4の獣の連合である。
あなたが聞いたことを皆、本に書き、隠れた場所にしまいなさい。
詳しいことは、民の中の賢い人々、すなわち、この秘密を理解し、
守る心があるとあなたが思う人々に、これを教えなさい。」
主は言われた。
「試練は神に従う人々にも与えられ、多くの人々が滅びる。裁きの日は長くは続かない。
とがめられるところのない1人の人、大祭司ハナンエルが、速やかに代表戦士として立ち、
自分にゆだねられた祭司の任務を武器として、香りによる贖いを献げたからである。
そして怒りの前に身を置き、災いを終わらせ、わたしの僕であることを示した。
大祭司が怒りに打ち勝ったのは、体力や、武力によってではない。言葉によってわたしを説得し、
わたしがかつてその先祖であるイスラエルの民と交わした誓いと契約を、思い出させたのである。
主によって撃たれる者は多い。そのとき大祭司は間に立って罰の攻撃を押しとどめ、
それが主の民に及ぶ道を断ち切るであろう。大祭司の足まで届く衣は全宇宙を示す。
『主の聖所』の民を滅ぼす者は、それを前にしてたじろぎ、恐れた。
神を信じない者たちには、わたしは容赦のない怒りを下す。
彼らが後に何をするかを、わたしはあらかじめ知っているからだ。」
主は言われた。
「見よ、イスラムはキリスト像、マリア像、聖人像などを崇める偶像崇拝の教会を襲い、一瞬のうちに彼らを追い散らす。誰か、わたしのような者がいるだろうか。誰が、わたしを召喚するだろうか。」
御使いが言った。
「それゆえ、主が教会に対して練られた計画、その住民に対して定められた企てを聞け。羊の群れの幼い者まで引きずられて行く。牧場のようにのどかだったキリスト教会とその国は、イスラムの襲撃のゆえに恐れおののく。教会の倒れる音で大地は揺れ動く。クリスチャンたちの叫び声は『葦の海』でも聞こえる。見よ、イスラムは鷲のように舞い上がり、早く飛んで来て、教会に向かって翼を広げる。その日には、クリスチャンたちの心は、子を産む女の心のように不安におののく。枢機卿・司教・司祭・牧師は、悪い知らせを聞いて、うろたえる。安らうことのない海のように彼らは不安におののく姦淫の女。教会は力を失い、身を翻して逃れた。おののきが彼女に臨んだ。子を産む女のように激しい痛みが、彼女をとらえた。『栄えある都、わが喜びの宮は、どうして捨てられたのか。』 それゆえ、その日には、教会の若者たちは広場で倒れ、兵士は皆、息絶えて静かになる。彼らは教会の城壁に火をつけ、火は寺院の城郭をなめ尽くす。彼らは聖堂と羊の群れを奪われる。聖堂の垂れ幕と祭具もひとつ残らず、財産は奪われ、敵は大声で呼ばわる。『恐れが四方から迫る』と。教会の住民よ、逃げよ、落ち延びよ、深い谷に隠れよ。お前たちが望んで牧者に据えた者が、お前たちを攻める計画を練り、お前たちを滅ぼす企てを立てているからだ。立て、攻め上がれ。安らかに暮らしている、その穏やかな国に向かって。この国は、ひとり離れて住んでいる。後に残されるのは、少数の民と、教会の影の支配者だけである。残された者たちの中には、神の御旨を行う者もいるが、罪に罪を重ねる者もいる。」
別の御使いが言った。
「このように主が練られた計画のすべては成し終えられる。預言して言いなさい。主なる神の知恵なる聖霊は、主の民を練磨される。あなたたちは荒野をさまよい、人に知れない地に主の幕屋を張った。また、敵に立ち向かい、相手を打ち破った。」
「見よ、いと高き方が地上にいる人々を救う日が来る。そして、地に住む人々は正気を失うであろう。町は町に、地方は地方に、民は民に、国は国に対して、互いに戦いを企てる。彼はシオンの山の頂に立つ。シオンは整えられ、建てられた姿で到来し、すべての人々に現れる。彼は立ち向かってきた民に対して、彼らを律法によって難なく滅ぼす。」
「きらびやかな偶像で飾られた聖堂で行われる祭礼の祈りや、悔い改める心のない形ばかりの献げ物を、主は受け取られない。」
平成11年(1999年)12月2日、主の言葉が私に臨み、「ハナンエルに民に伝えさせよ」と言われた。
「彼ら(教区長たち)が主の聖所で作成している文書、通信手段は『欺きのパン』だ。彼らは、民が『主の聖所に通わせてほしい』と言って来ると、『あなたは門主に追随している者か』と尋ね、『そうではありません』と答えると、主の聖所に入らせず、多く者が彼らによって倒された。彼らの通信手段は封印され、固く閉ざされ、その仲間に結びつき、つながりあって、決して離れない。
しかし恐れることはない。すべて肉なるものに糧を与えるのは主なる神。エリエナイは捕囚の地に座り、主の聖所を思って、泣いた。彼を捕囚にした民、あなたたちを嘲る民が、楽しもうとして、彼に『預言してみよ』と言った。彼は言った。
『どうして語ることができようか。主の言葉を、彼らの前で。彼らは嘲るために、それを聞くのだ。彼らに主を嘲させるようなことを、どうしてできようか。主の聖所よ、もしも私があなたを忘れるなら、私の右手はなえるがよい。私の舌は上あごにはり付くがよい。もしも、あなたを思わぬときがあるなら、もしも、主の聖所を、私の最大の喜びとしないなら。
主よ、覚えていて下さい、門主の追随者らを。主の聖所のあの日を。彼らがこう言ったのを。“裸にせよ、裸にせよ、奴らの何もかも身ぐるみはがしてやれ”。私は心を尽くして感謝し、神の御前でほめ歌をうたいます。聖なる神殿に向かってひれ伏し、あなたの慈しみとまことのゆえに、御名に感謝をささげます。その御名のすべてにまさって、あなたは仰せを大いなるものとされました。呼び求める私に答え、あなたは魂に力を与え、解き放ってくださいました。人々は皆、あなたの口から出る仰せを聞きました。主の道について彼らは歌うでしょう、主の大いなる栄光を。主は高くいましても、低くされている者を見ておられます。遠くにいましても、傲慢な者を知っておられます。
私が苦難の中を歩いているときにも、敵の怒りに遭っているときにも、私に命を得させてください。御手を遣わし、右の御手でお救いください。主は私のために、すべてを成し遂げてくださいます。主よ、あなたの慈しみが、とこしえにありますように。御手の業をどうか放さないでください。
主よ、あなたは私を究め、私を知っておられる。私の舌がまだひと言も語らぬさきに、主よ、あなたはすべてを知っておられる。前からも後ろからも私を囲み、御手を私の上に置いていてくださる。どこに行けば、あなたの霊から離れることができよう。どこに逃れれば、御顔を避けることができよう。
あなたは私の内臓を造り、母の胎内に私を組み立ててくださった。私は恐ろしい力によって、驚くべきものに造り上げられている。御業がどんなに驚くべきものか、私の魂はよく知っている。秘められたところで私は造られ、深い地の底で織りなされた。あなたには私の骨も隠されてはいない。胎児であった私をあなたの目は見ておられた。私の日々はあなたの書にすべて記されている。まだその一日も造られていないうちから。
どうか神よ、逆らう者を打ち滅ぼしてください。私を離れよ、流血を謀る者。たくらみをもって御名を唱え、あなたの町々をむなしくしてしまう者。主よ、あなたを憎む者を私も憎み、あなたに立ち向かう者を忌むべきものとし、激しい憎しみをもって彼らを憎み、課われを私の敵とします。主よ、さいなむ者から私を助け出し、不法の者から救い出してください。彼らは悪事を謀り、絶え間なく戦いを挑んできます。舌を蛇のように鋭くし、マムシの毒を唇に含んでいます。主よ、逆らう者の手から私を守り、不法の者から救い出してください、私の歩みを突き落とそうと謀っている者から。傲慢な者が私に罠を仕掛け、綱や網を張りめぐらし、私の行く道に落とし穴を掘っています。
主に私は申します、『あなたはわたしの神』と。主よ、嘆き祈る私の声に耳を傾けてください。主よ、私の神よ、救いの力よ、私があなたの武器を執る日、先頭に立って私を守ってください。主よ、主に逆らう者に欲望を満たすことを許さず、たくらみを遂げさせず、誇ることを許さないでください。私を包囲する者は、自分の唇の毒を頭にかぶるがよい。火の雨がその上に降り注ぎ、泥沼に沈められ、再び立ち上がることのないように。舌を操る者はこの地に固く立つことなく、不法の者は災いに捕えられ、追い立てられるがよい。
私は知っています、主は必ず、貧しい人の訴えを取り上げ、乏しい人のために裁きをしてくださることを。主に従う人は御名に感謝をささげ、正しい人は、御前に座ることができるでしょう。主よ、私はあなたを呼びます。速やかに私に向かい、あなたを呼ぶ声に耳を傾けてください。私の祈りを御前に立ち昇る香りとし、高く上げた手を、夕べの供え物としてお受けください。私は油で髪を整えることもしません、彼らの悪のゆえに祈りをささげている間は。どうか、私をお守りください。私に対して仕掛けられた罠に、悪を行う者が掘った落とし穴に陥りませんように。主に逆らう者が皆、主の網にかかり、私は彼らの網を免れることができますように。
声をあげ、主に向かって叫び、声をあげ、主に向かって憐れみを求めよう。御前に私の悩みを注ぎ出し、御前に苦しみを訴えよう。目を注いで御覧ください。私の叫びに耳を傾けてください。私は甚だしく卑しめられています。迫害する者から助け出してください。私の魂を枷(かせ)から引き出してください。主よ、私の祈りをお聞きください。嘆き祈る声に耳を傾けてください。あなたのまこと、恵みの御業、によって、私に答えてください。あなたの僕を裁きにかけないでください。御前に正しいと、認められる者は、命ある者の中にはいません。
朝にはどうか、聞かせてください、あなたの慈しみについて。あなたに私は依り頼みます。行くべき道を教えてください。主よ、御名のゆえに、私に命を得させ、恵みの御業によって、私の魂を災いから引き出してください。主よ、天を傾けて降り、山々に触れ、これに煙を上げさせてください。飛び交う稲妻、うなりを上げる矢を放ってください。』」
翌朝、主の言葉が私に臨んだ。
「家に帰るがよい。」
主は、また言われた。
「あなたは主の僕モーセの役割を終える。モーセの従者、ヌンの子ヨシュアのときのように、今、あなたはこの民すべてと共に立ってヨルダン川を渡れ。」
御使いが言った。
「彼らは豊かな水を得て育つ。偶像崇拝の地から彼らを導き出された神は、彼らにとって角のようだ。彼らは、敵対する者らを食らい尽くす。」
主は言われた。
「一生の間、あなたの行く手に立ちはだかる者はないであろう。わたしはモーセと共にいたように、あなたと共にいる。あなたを見放すことも、見捨てることもない。強く、雄々しくあれ。主の聖所の中にいる指導者が、わたしがあなたたちに与えると誓った地を手中に収めた。彼らは、民が『主の聖所に通わせてほしい』と言って来ると、『あなたは西川に追随している者か』と尋ね、『そうではありません』と答えると、主の聖所に入らせず、多く者が彼らによって倒された。」
御使いが言った。
「民は書物に書かれている言葉を聞き取り、盲人の目は暗黒を解かれ、見えるようになる。苦しんでいた人々は再び主に会って喜び祝い、貧しい人々は、主の民の聖なる方のゆえに喜び躍る。暴虐な者はうせ、不遜な者は滅び、災いを待ち構える者は皆、断たれる。彼らは言葉をもって人を罪に定めている。」
別の御使いが言った。
「目があっても見えない。耳があっても聞こえず、鼻と口には息が通わない。偶像を造り、それに依り頼む者は、皆、偶像と同じようになる。主の民の家よ、主をたたえよ。大祭司の家よ、主をたたえよ。祭司の家よ、主をたたえよ。主の地から、主をたたえよ。主の聖所にいます主を。ハレルヤ。恵み深い主に感謝せよ。慈しみはとこしえに。主は、強大な者らを倒された。主ご自身が率いて戦いに出られる。」
主は言われた。
「わたしの恵みの業を、わたしは近く成し遂げる。もはや遠くはない。」
主はまた言われた。
「わたしはお前にではなく、お前の友人を装う2人の者に対して怒っている。彼らは、わたしについてあなたのように正しく語らなかったからだ。わたしはあなたを元の境遇に戻し、更に財産を2倍にする。偶像を伏し拝み、それに祈る者らは言う。『お救いください、あなたは私の神』と。彼らは悟ることもなく、理解することもない。目はふさがれていて見えず、心もふさがれていて、目覚めることはない。反省することもなく、知識も英知もなく、偶像に惑わされた心はその道を誤らせる。彼は自分の魂を救うことができない。
思い起こせ、わたしの僕よ。あなたはわたしの僕。わたしはあなたを形づくり、わたしの僕とした。わたしを忘れてはならない。わたしはあなたの背きを雲のように、罪を霧のように吹き払った。わたしに立ち帰れ、わたしはあなたを贖(あがな)った。
御使いは言った。
「天よ、喜び歌え、主のなさったことを。地の底よ、喜びの叫びをあげよ。山々も、森とその木々も歓声をあげよ。主は僕を贖い、彼によって輝きを示された。あなたの贖い主、あなたを母の胎内に形づくられた方、主はこう言われる。わたしは主、万物の造り主。自ら天を延べ、独り地を踏み広げた。むなしいしるしを告げる者を混乱させ、占い師を狂わせ、知者を退けてその知識を愚かなものとする。僕の言葉を成就させ、使者の計画を実現させる。主の聖所に向かって、人が住み着く、と言い、その町々に向かって、再建される、と言う。わたしは廃墟を再び興す。深い水の底に向かって、乾け、と言い、お前の大河を大河をわたしは干上がらせる、と言う。
キュロスに向かって、わたしの牧者、わたしの望みを成就させる者、と言う。主の都には、再建される、と言い、神殿には基が置かれる、と言う。」
御使いが言った。
「主が油を注がれた人について、主はこう言われる。
わたしは彼の右の手を固く取り、あなたを取り巻く武装を解かせる。扉は彼の前に開かれ、どの城門も閉ざされることはない。わたしはあなたの前を行き、山々を平らにし、青銅の扉を破り、、鉄のかんぬきを折り、暗闇に置かれた宝、隠された富をあなたに与える。あなたは知るようになる、わたしは主、あなたの名を呼ぶ者、あなたの神である、と。わたしの僕のために、わたしの選んだ者のために、わたしはあなたの名を呼び、称号を与えたが、あなたは知らなかった。
わたしが主、ほかにはいない。わたしをおいて神はない。わたしはあなたに力を与えたが、あなたは知らなかった。日の昇るところから日の沈むところまで、人々は知るようになる、わたしのほかは、むなしいものだ、と。わたしが主、ほかにはいない。光を造り、闇を創造し、平和をもたらし、災いを創造する者。わたしが主、これらのことをする者である。
天よ、露をしたたらせよ。雲よ、正義を注げ。地が開いて、救いが実を結ぶように。恵みの業が共に芽生えるように。わたしは主、それを創造する。災いだ、土の器のかけらにすぎないのに、自分の造り主と争う者は。
主の民の聖なる神、その造り主、主は言われる。あなたたちはしるしを求めるのか。わたしの子ら、わたしの手の業について、わたしに命ずるのか。大地を作り、その上に人間を創造したのはわたし。自分の手で天を広げ、その万障を指揮するもの。
わたしは正義によって彼を奮い立たせ、その行く道をすべてまっすぐにする。彼はわたしの都を再建し、わたしの捕らわれ人を釈放し、報酬も賄賂も求めない。主はこう言われた。」
主は言われた。
「道を正す人に、わたしは神の救いを示そう。僕よ、立ち帰れ。ここにあるあなたの町々に立ち帰れ。わたしが彼らの繁栄を回復するとき、都とその町々で人々は、再びこの言葉を言うであろう。『正義の住まうところ、聖所の山』。園は森としても数えられる。」
御使いは言った。
「主は知恵に富む方。聖なる方を仰がず、主を尋ね求めようとしない者に災いをもたらし、御言葉を無に帰されることはない。」
主は言われた。
「災いをもたらす者の家、広場では、泣き悲しんでいる。誰も好まない器を砕くように、わたしが門主らを砕いたからだ。なんという破滅か。嘆くがよい。ああ、彼らは恥じて背を向ける。彼らは周囲の笑いの種になり、驚きとなる。見よ、敵は鷲のように早く飛んで来て、門主らに向かって翼を広げる。その日には、門主の側近の心は、子を産む女の心のようにおののく。」
御使いは言った。
「彼らは滅び、民であることをやめる。主に向かって高ぶったからだ。門主と共にいる者よ、恐れと穴と罠がお前に臨むと、主は言われる。恐れを逃れた者は、穴に落ち、穴から這い上がる者は、罠にかかる。わたしは彼らに刑罰の年を来させると、主は言われる。
主は言われた。
「信頼する者が、その部下すべてにすべてに対して、『行っていただけませんか』と言った。彼らは答えた。『戦う』。喜び躍れ。」
主は言われた。
「わたしは言った。『安らかに信頼していることにこそ力がある』と。しかし、お前たちはそれを望まなかった。お前たちは言った。『そうしてはいられない。早く逃げよう』と。それゆえ、お前たちは逃げなければならない。また『速いものを使って速く逃げよう』と言ったゆえに、あなたたちを追う者は速いであろう。一人の威嚇によって、1000人は、もろともに逃れ、五人の威嚇によって、お前たちは逃れる。残る者があっても、山頂の旗竿(はたざお)のように、丘の上の旗のようになる。」
御使いが言った。
「それゆえ、主は恵みを与えようとして、あなたたちを待ち、それゆえ、主の憐れみは速いであろう。主は居住地であなたたちを養う。わたしは良い牧草地で彼らを養う。主の地の高い山々は彼らの牧場となる。彼らは主の地の山々で憩い、良い牧場と肥沃な牧草地で養われる。
驕る者は低くされ、心の低い人は誉れを受けるようになる。盗人にくみする人は自分の魂を憎む者、呪いが聞こえても黙っている。人は恐怖の罠にかかる。主を信頼する者は高い所に置かれる。支配者の御機嫌をうかがう者は多い。しかし、人を裁くのは主である。神に従う人は悪を行う者を憎む。神に逆らう者は正しく歩む人を憎む。
この人は言う。神よ、私は疲れた。神よ、私は疲れ果てた。まことに、私は誰よりも粗野で、人間としての分別もない。知恵を教えられたこともなく、聖なる方を知ることもできない。天に昇り、また降った者は誰か。その手の内に風を集め、その衣に水を包むものは誰か。地の果てを定めたものは誰か。その名は何というのか。その子の名は何というのか。あなたは知っているのか。
御使いが言った。
「神の言われることはすべて清い。身を寄せればそれは盾となる。御言葉に付け加えようとするな。責められて、偽る者と断罪されることのないように。」
わたしは言った。
「主なる神よ、2つのことをあなたに願います。私が死ぬまで、それを拒まないでください。むなしいもの、偽りの言葉を、私から遠ざけてください。貧しくもせず、金持ちにもせず、私のために定められたパンで、私を養ってください。飽き足りれば、裏切り、主など何者か、と言うおそれがあります。」
主は言われた。
「救いの日にあなたを助けた。わたしはあなたを形づくり、あなたを立てて、民の契約とし、国を再興して、荒廃した嗣業(しぎょう)の地を継がせる。捕らわれ人には、出でよと、闇に住む者には身を現せ、と命じる。彼らは家畜を飼いつつ道を行き、荒れ地はすべて牧草地となる。」
御使いは言った。
「その北側の正面の横幅は100アンマ、その奥行きは50アンマであった。内庭にに向かい合って20アンマのところ。
無に帰されることはない。立って、災いをもたらす者の家、悪を行う者に味方する者を、主は攻められる。人は、人であって神ではない。その使うものは肉なるものにすぎず、霊ではない。主が御手を伸ばされると、助けを与える者はつまづき、助けを受けているものは倒れ、皆、共に滅びる。まことに主はあなたたちにこう言われた。獅子や若獅子が獲物を捕えて、うなるとき、貧しい人に与える人は欠乏することがない。目を覆っている者は多くの呪いを受ける。
昼をつかさどる太陽を造った方に感謝せよ。慈しみはとこしえに。
夜をつかさどる月と星を造った方に感謝せよ。慈しみはとこしえに。
エジプトの初子を討った方に感謝せよ。慈しみはとこしえに。
主の民をそこから導き出した方に感謝せよ。慈しみはとこしえに。
力強い手と腕を伸ばして導き出した方に感謝せよ。」
「富を得ようとして労するな、分別をもって、やめておくがよい。目をそらすや否や、富は消え去る。鷲のように翼を生やして、天に飛び去る。
強欲な者のパンを食べようとするな。供される珍味をむさぼるな。彼はその欲望が示すとおりの人間だ。『食べるがよい、飲むがよい』と言っても、心はあなたを思ってはいない。あなたは食べたものを吐き出すことになり、あなたが親切に言ったことも台無しになる。
愚か者の耳に語りかけるな、あなたの見識ある言葉を侮るだけだから。
昔からの地境を移してはならない。みなしごの畑を侵してはならない。彼らを贖う神は強く、彼らに代わってあなたと争われるであろう。
あなたの心を諭しの言葉に、耳を知識の言葉に傾けよ。
若者を諭すのを控えてはならない。鞭打っても、死ぬことはない。鞭打てば、彼の魂を陰府(よみ)から救うことになる。
わが子よ、あなたの心が知恵を得れば、わたしの心は喜び祝う。あなたの唇が公正に語れば、わたしのはらわたは喜び躍る。
罪人らのことに心を燃やすことはない。日ごと、主を畏れることに心を燃やすがよい。
確かに未来はある。あなたの希望が断たれることはない。
わが子よ、聞き従って知恵を得よ。あなたの心が道をまっすぐに進むようにせよ。」