主は言われた 2001


 
2001年(平成13年)第5の月、主は言われた。
 「あなたはこれを、わたしが伝えよという場所に伝えよ。
 主の使者がそこに遣わされ、『集まれ、教会を攻めよ。闘いに出よ』と言う。」
 そこで、わたしと民たちは、主の言葉を日本各地のキリスト教会や各種宗教団体に届けた。
 それに対して、不信する者、敵意をあらわにする者、侮蔑した者たちがいた。
 主の言葉に罵倒を浴びせた教会の長老は、その場で倒れ、死んだ。

 そこで主は次のように言われた。
 「見よ、わたしは受け入れなかった教会を諸国のうちで最も小さいものとする。彼らは蔑まれる。
 建物の裂け目にいる者よ、建物の頂きに立てこもる者らよ、お前の脅かしもうぬぼれもお前を支えはしない。
 お前が鷲のように高い所に巣を造っても、わたしはお前をそこから引き降ろす。
 お前たちは攻撃の的となる。側通る者は皆恐れ、その破壊を見て逃げる。
 ソドム、ゴモラと周囲の町々が覆されたときのように、
 そこには、だれひとり住む者はなくなり、宿る者もいなくなる。」

 主は言われる。
 「見よ、イスラムはキリストと称する像、マリアと称する像、
 聖人と称する像などを崇める偶像崇拝の教会を襲い、一瞬のうちに彼らを追い散らす。
 誰か、わたしのような者がいるだろうか。誰が、わたしを召喚するだろうか。」

 御使いが言った。
 「それゆえ、主が彼らの教会に対して練られた計画、その住民に対して定められた企てを聞け。
 羊の群れの幼い者まで引きづられて行く。牧場は、イシマエルの襲撃のゆえに恐れおののく。
 教会の倒れる音で大地は揺れ動く。叫びの声は葦の海でも聞こえる。
 見よ、イスラムは鷲のように舞い上がり早く飛んで来て、教会に向かって翼を広げる。
 その日には、彼らの心は、子を産む女の心のようにおののく。
 羊の群れを飼う牧者らは、悪い知らせを聞いて、うろたえる。
 やすらうことのない海のように彼らは不安におののく姦淫の女。
 教会は力を失い、身を翻して逃れた。おののきが彼女に臨んだ。
 子を産む女のように激しい痛みが、彼女をとらえた。
 『栄えある都、わが喜びの宮は、どうして捨てられたのか。』
 それゆえ、その日には、教会の若者たちは広場で倒れ、兵士は皆、息耐えて静かになる。
 わたしは教会の城壁に火をつけ、火は寺院の城郭をなめ尽くす。彼らは聖堂と羊の群れを奪われる。
 聖堂の垂れ幕と祭具もひとつ残らず、財産は奪われ、敵は大声で呼ばわる。『恐れが四方から迫る』と。
 教会の住民よ、逃げよ、落ち延びよ、深い谷に隠れよ。
 お前たちが望んで牧者に据えた者が、お前たちを攻める計画を練り、
 お前たちを滅ぼす企てを立てているからだ。
 立て、攻め上がれ。
 安らかに暮らしているその穏やかな国に向かって。この国は、ひとり離れて住んでいる。
 彼らは連れ去られる。
 後に残されるのは、少数の民と、教会の影の支配者だけである。
 残された者たちの中には、神の御旨を行う者もいるが、罪に罪を重ねる者もいる。」

 別の御使いが言った。
 「このようにして、練られた計画のすべてはなし終えた。
 彼らに言いなさい。主なる神の知恵なる聖霊は、主の民を練磨される。
 あなたたちは荒れ野をさまよい、人に知れない地に主の幕屋を張った。
 また、敵に立ち向かい、相手を打ち破った。」


 主は言われた。
 「あなたが聞いたことをみな、本に書き、隠れた場所にしまいなさい。」